信じる信じないはあなた次第
FXのローソク足の分析方法の一つとして、プライスアクションというものがある。
筆者は過去にプライスアクション信者であった。
「スパイクハイが出たらかならず下落する!ここは逆張りだ!」とか。
そんなんでうまくいくなら皆んな簡単に億万長者になれるというものだ。
一本のローソク足は全く意味をなさない。
プライスアクションを信じるのは構わないが、一本のローソクの形に集中しすぎると
木を見て森を見ず状態に陥る。
実際、単一のローソク足の意味など大して重要でない。
重要なのはローソク足が連なってできるチャートの大きな流れ、それをきちんと捉え、今はどういう局面なのか、これから何が起こりうるのか、推測をたてることに他ならない。
別に本書の考え方を否定する訳ではない。
本書ではGMMA等、複合的に用いるツールを紹介している。
何が言いたいかというと、単一の武器に頼るなということ。
複数のツールをもって、チャートを多角的に観察する姿勢が重要なのである。