投資

基本的には毎日更新を考えているが、スケジューリングのミスで日を跨いでしまった。

筆者は本の内容が頭に入ってこないときは、リフレッシュで川沿いを散歩する習慣がある。休日は毎日散歩している。今日はたまたま散歩のタイミングが夜の12時頃だけだったということである。

 

夜の散歩は今回が初めてであるが、中々良いものである。

暗くて見えてくる情報量が少ない分、昼間には気付かない感覚がある。

夜風がTシャツから出ている二の腕を撫でる感覚、その風が川の水面と優しく摩擦するような音、その水面が以外にも流れが速く、街燈に照らされて、無数の魚の鱗のように蠢いている情景など。

 

昼間とは違い、夜の12時にもなると誰もいない。日本一人口の多い都内にいながらにして、その空間を自分だけのものに出来たような感覚。これは夜の散歩でしか味わえないものだろう。

 

上記の理由で更新は遅れたものの、筆者にとっては新たな発見があったため良しとしよう。そもそも更新が遅れたところで、この記事を待っている人間がいるかは疑問である(笑)

 

 

話は変わり、ここからは散歩でリフレッシュした脳で読了した一冊を紹介させていただく。

 

「エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか」

 

 

筆者の目標のひとつとして投資家がある。今回は投資の本質を見抜くべく本書を手にとった。著者のジェイソン・カラカニス氏はかのタクシー配車サービスのウーバーに早期の投資を行い、巨額のリターンを得た人物である。

 

筆者はとくに巨万の富を得たい訳ではないが、投資案件をどう決定すべきかという面で、トップレベルの投資家の思考は大変勉強になるものだった。

 

本書で特に興味深かった一節は

「人が重要なのではなく、人が全てだ」という箇所である。

 

プロダクトではなく、その経営者が成功すると思えるか、その点においてエンジェル投資家は投資を決定する。

 

筆者はかねてから、個人の可能性に興味をもっている。

事業レベルであろうが、個人レベルであろうが、可能性にかけて進む人を筆者は支援したい。

だが、成功には本人のマインドセットが明らかに重要である。

 

本気で取り組む覚悟があるのか、ともすれば投資家を欺き資金を巻き上げようとしているのか、その本質を見抜くことは重要である。もとい、重要でなく全てである。

 

本書で得た思考を実践すべく、人の心理を理解することに日々努めていきたいものである。